戦争を題材にした小説や猟奇殺人を描いたミステリ、そしてオレンジ文庫短編小説新人賞の歴代受賞作を集めたアンソロジーなど、書評家・末國善己が8作品を紹介します。
*** 昭和一〇〇年、戦後八十年の 凪良ゆうさんの最新刊『多類婚姻譚』が大きな話題を呼んでいる。 凪良さんといえば、『流浪の月』で本屋大賞受賞後、2度目の受賞作となった『汝、星のごとく』を含め4回本屋大賞にノミネートされている。 書店員 SNSを開けば、ほしい情報がすぐ手に入る時代。 それでも本には、ページをめくるからこそ出合える言葉や気づきがあります。 この連載では、ライター・エッセイストの佐藤友美(さとゆみ)さんが、今読んでほしい一冊