海外旅行では、その土地ならではの文化や習慣に触れるだけでなく、母国との思いがけない違いに出合うことも少なくありません。 初めて日本を訪れたロシア人も、旅の中で、あることに大きな衝撃を受けた様子。
いった ◆「もし僕らが賢くあれば」の思い ロシア文学研究者でもあり翻訳者でもある奈倉有里さんのエッセイ集である本書は、子どものころのある記憶からはじまるのだが、それがなんとなくこわい。 奈倉さんご本人はさほど ◆異世界に通じる亀裂に迷い込む 英国のエッセイスト、ロバート・リンドに「ささいなことを弁護して」という一編があり、「世界中がこれほどひどいことになっている時期に楽しむ気分になどなれませんでしょ?