戦国時代というと、殺伐とした世を思い浮かべます。 でも、乱世にあっても人は人。
主従の心通い合う様が伝わってくる逸話が、数多く残されています。 頼りなさげな弱将や油断ならぬ謀将が見せる意外な横顔...。 前田利家という武将を語る際、「加賀百万石」という華やかなイメージや、織田信長に仕えた「槍の又左」としての勇猛さに目を奪われがちです。 しかしその「義」の精神が最も熱く、そして高潔に鍛え上げられたのは、前 大磯(おおいそ)の旧吉田茂邸で、「小説『松籟邸(しょうらいてい)の隣人』でめぐる大磯」という企画展が開催されています(2026年6月30日まで)。 松籟邸とは、戦後に首相を務めた吉田茂が暮らしていた邸