Jリーグが開幕した1993年、当時22歳の盧廷潤(ノ・ジュンユン)は結婚したばかりの妻を連れて日本にやってきた。 慣れない異国での生活を支えてくれたのが、サンフレッチェ広島で兄貴分と慕った森保一だった。 母親は認知症になり、父親は末期がんで10カ月の余命宣告を受けた。 車で90分かかる実家通いを始めた50代の娘だが、次第に疲弊していく。 とりわけ高卒叩き上げで大手メーカーの重役まで上り詰めた父親はプライド 研究者でない私は、手に取った本が脚注付きの論文形式で綴られていたら、少し怯んでしまう。 私にこの本を読みこなせるだろうか、と。 それでも、この本は読まなければと買い求めたのが、神子島健『支配と加害』だっ