地平線のかなたに浮かび上がるその木の群落を初めて見たとき、まるで黄緑色のスタジアムのようだと思った。 高くそびえる群落の木々は、知られざる湿地の場所を示す目印であり、米国の南フロリダで6000年 同時代の隣人の気持ちであっても分からないことが多いのに、他の時代や地域に生きる人々の心などどうして知れようか。 この難問に毅然(きぜん)ととり組んだ本書はそれだけで傾聴に値する。 著者はローマ帝政期の
1974年、トッレ・アヌンツィアータという町で、学校の体育館を建設するために支柱を打ち込んでいた作業員が、古代ローマの倉庫を発見した。 その一室から発見された人骨群は、さまざまな立場の人々が、同じ災害