数年に一度、胸を深く抉る映画と出会うことがある。 それは生じた感情をすぐさま言語化して割り切れるようなものではなく、ましてや感動の涙を流してリフレッシュする類のものともまったく違う。
『ヒンド・ラジャブの こんにちは、ご無沙汰しております。 みなさまお元気でいらっしゃいますでしょうか? 「そろそろ連載を再開すべし」と編集担当より命を受け、最近何かネタになるようなことってあったかしら… と考えたのですが。 画がものすごく強い。 編集のリズムもシャープだ。 触れると血が噴き出そうなほどの鋭利なカッティング。 台湾・国民党政権による白色テロ――長期に及んだ戒厳令の末期、台北のストリートに漂う荒涼としたざわめきが、